植物には一年で世代交代するものと、何年、何千年も生き続けるものに仕分けできる。
子孫を残す方法の違いである。
同じ場所で永年生き続けることは、植物にとって過酷な耐久レースみたいなものである。
最初に問題になるのが「養分の欠乏」。
病害菌、害虫の繁殖。
他植物との競争。
自ら出す老廃物による害。
動物、昆虫による食害。
・・・・


森の支配者は樹木・・・巨木である。
ラン科植物26000は全て例外なく・・・森の、草原の負け組み植物である。
最後に誕生した植物であるラン科植物が、なぜ最初から負け組みの道を選んだのか???
そこには深遠で遠大な種族保存の・・・巧妙な理念のようなものがある。
宇井清太はそのように考えている。
喬木の枯れ落ち葉・・・・を養分にすれば・・・耐久レースに勝てる!
枯れ葉はなくなることはない!
それには・・・そこに棲む菌と仲良くなること。
この遠大で深遠な・・・戦略!
猪瀬さんも・・・今後も知事やる耐久レースのエネルギーを調達したのであるが、
これが・・・逆に短命知事になるのだから・・・法則に合わないものは耐久レースでは敗者となる。
「アマチュアだった」という・・・無念の記者会見。
プロとアマ。
ランの世界でも、アマとプロの世界ある!
近頃・・・アマもプロも混同する場合があるが・・・ラン遊びはアマ。
夜逃げまでのリスクをしてレースにいどむのがプロ。
ペレポストはプロ用に開発した用土である。 アマの人にも販売しているが・・・・。

強いばかりが・・・男じゃないと・・・・
  そんな演歌の文句があるが・・・・
ダーウインの
  生き残るのは、大きく、強いものが生き残れるのではない。
  環境の変化に適応できるものが生き残る・・・。
この理論が今、会社経営にも・・・恐竜にも当てはめられる場合があるが・・・
ラン科植物が誕生したのは6800万年前。
恐竜が、我が物顔で地球を闊歩していた時代である。
地上には・・・50m以上の巨木が生い茂った時代である。
その森の中で、こぼれた光を拾って生きる道を選んだのがラン科植物である。
光だけでは充分ではない。
そこで・・・・枯れ落ち葉を分解する菌に目を付けた!

恐竜も、巨木も生き残ることが出来なくて・・・光の敗者ランが今日まで生き残った。
この謎に迫るのが・・・・
この講座の「ラン菌による炭素循環栽培法」である。
ラン科植物26000.
南極、一年中氷に覆われる高山、北極圏、一木一草も生えることが出来ない砂漠。
それ以外のところには、ラン科植物が生息している。
生息出きる能力を持っている。
だからこそ、私たちの・・・小さな鉢でも生き続けられる!
そういうことであるが・・・ラン作りは・・・自分がランを咲かせた・・・と思っている。
とんでもない思い違いである!
ラン展での「賞」は・・・「栽培技術賞」。
人間が・・・・俺の腕前は・・・どうだ!
そういう賞である。
ランの進化とは大きくかけ離れた・・・人間の人間によるラン栽培レース賞である。

美魔女コンテスト。
このコンテストがテレビで放映されていたが、宇井清太も息を呑み込んだ。
配偶者と比較すると・・・雲泥の差異がある。
どうしても人間は「比較」したいDNAがあるようである。本能・・・。
これは動物でも同じ・・・♂を比較して逞しいのに・・・♀は身体を許す!

そこで宇井清太は・・・考えてしまった。
このコンテストは「ラン展」と同じではないかと・・・。

この美魔女の皆さんの・・・100歳を見てみたい!
どこまで生き延びられるか・・・という・・・コンテストではない。
賞目的の日々の努力???
ならば・・・健康年齢・・・・相当長生きできれば・・・本ものであるが・・・。

50年後の美魔女の皆さんは・・・どうなっているのだろうか????
耐久性はどうか???
ランの6800万年の年月は、安穏な年など無かったのではないか。
前記したように、絶えず・・・生命の断絶の危機におびえたのではないか。
そうして生き延びてきた。
そして200年前。
想定外の危機がランに襲った。
人間が・・・根こそぎ・・・。
自生地での環境への耐久の進化を超えた事態である。まさに想定外。
これは・・・スペイン軍が、インカ帝国に侵入したと同じではないか。
美女を連れ去る・・・・。

現代でも・・・コバチーに重なる。
ラン菌削除下の生態系の異なる異郷の地での
美魔女作り。
ラン展でのコバチーは・・・・インカの姫が・・・美魔女コンテストに出場したようにも見える。
菌根の持たないコバチー。
本当に幸せか???
10年後の姿を見て見たい!
生態系削除の・・・見せ掛けの手塩にかけて・・・至れりつくせりの条件下で・・・最高に作るラン作り。
ラン菌と共生して、過酷な条件下でも・・・絶対生き残るという・・・ランの生きざまとは・・・違う。
しかし、美魔女と水ゴケ栽培のラン鉢には・・・決定的な違いがある。
その違いとは・・・・。
美魔女の消化器官には消化を助ける「微生物」が生息しているが、
水ゴケ鉢には「ラン菌」が生息していないことである。
美魔女の素晴らしい若さとナイスボデー、美貌を作ったのは・・・「微生物」である!
水ゴケ栽培の素晴らしいランを作ったのは・・・肥料である!
つまり、人間も、ほとんどの動物も・・・「菌根動物」????
こういう言葉が無いけれども・・・微生物と共生して・・・動物は生きているのである。
週刊誌的に書けば・・・・
美魔女の健康な生殖器には・・・乳酸菌を飼っている!
だから・・・清潔。健康。
無菌状態が清潔なのではない!
有用な微生物が棲んでいる状態が「清潔」「健康」なのである。
ランも同じ。
ペレポスト栽培は「清潔」「健康」
長生きするためにランが考えたラン菌との共生である。

人間は、自分の身体でエネルギーを作ることは出来ない。
他から食べ物を食べてエネルギーを調達する。
植物は自分の身体で光合成を行いエネルギーを作り生きている!
そういうことであるが・・・・本当にそんなに単純なことなのか!
それで不老長寿が出来るのか???
そういう疑問が・・・・近頃・・・提起されてきた。
この問題提起を・・・・ランは証明している。
ランを知らない研究家では・・・この問題を解けない!
いまだに有機農業関係では解けた人いない。
ランの胚乳のない種子の発芽メカニズムを知らないからである。
プロトコームが生きられる生態系を知らないからである。
腐生ランの存在を知らないからである。
ランの種子に肥料を与えても・・・一本も発芽しない!
ここに・・・・不老長寿の謎を解くヒントがある。
多年草は・・・毎年充分な光合成が出来るとは限らない。
むしろ・・・毎年エネルギー不足であろう。
この状態が続けば・・・不良長寿どころか・・・来年生きられるかどうか解からない。
それでも・・・不思議なことに・・・屋久島の縄文杉は生き続けて来た。
ランも過酷な条件下で生き続けて来た。
なぜ
そういうラン栽培が、当たり前のように行なわれて来たが、
この200年の間に、一体どれほどの原種が・・・枯れていったのか???
こういう研究があるのか、ないのか。

自生地で、ランは何年生き続けているのか?
これを調査した記録があるのか???


理想のランつくりは美魔女であって・・・長生きできる耐久力あるランである。
これを実現させるには、自生地の生態系での美魔女育成であろう。
老化を感じさせない姿。
ランがラン菌と共生する目的は・・・永く・・・老化を克服して・・・
より多くの種子を生産することであった。
つまり、花は・・・生殖器。
ここのところが・・・人間の美魔女と違うところか。
人間の美魔女は・・・子供を沢山生むための美しい身体作りではないもの・・・。
ラン展の花も・・・種子を作る為の花でない。
だから・・・宇井清太は美魔女コンテストとラン展が・・・オーバーラップして見えたのかも知れない。
自然の法則に適合しないものには・・・違和感がある。

美しい時・・・・売り払う。
そういうのが現在の鉢物経営であるが・・・・。
来年老化する・・・・咲かない・・・・おおくの人が知ってしまった。
それなりの価格、評価しかしない。
ランの価格はホームセンター価格、主導市場である。
この価格が安いのか妥当なのか適正価格なのか????
蘭園経営も・・・耐久レースになっている。
消耗戦・・・。
何もない無いところは・・・破綻。
経営の不老長寿が・・・・最も難しい。
アベノミックスは・・・ブドウ糖注射の代わりに似ればよいのだが・・・・。

趣味で美魔女を作る日々なら・・・ペレポストが最高。

HOME        BACK

kouza 2ah

 あきらめない!
   あきらめない・・・・ランの、多年草植物(草本)は          
 

                   耐久レースの負けない進化

  あきらめない。
  非常に大切なこのようである。
    山中教授のiPS細胞発明、津波震災での復興・・・・
    この言葉は大きな意味を持つ時代になった!
    ラン栽培で最も重要なことはあきらめないこと。
    そういう中で「美魔女コンテスト」大会。
    女の美貌に対する恐ろしいまでの執着と執念。
    自然の法則「老化」への挑戦。・・・だから「魔女」・・・・?
    シワ・・・・に挑戦。・・・・どこまで維持出来るか?でも120歳・・・・までか?
    コワイ・・・。

   ペレポスト栽培。簡単にあきらめる人がいる!
   ランの進化は・・・あきらめない進化なのに・・・ランからこの人は・・・なにを学ぶというのだろうか?
   昔もそういう人いた。小野道風・・・柳に蛙の・・・諺を生んだ。
   徳川家康も・・・・権力は耐久レースである。
   
   汎夫、凡才・・・の宇井清太。
   ペレポストに到達するまで約45年かかった!
   菌根イソギク緑化を開発するのに約10年。
   平均寿命まで残り5年!
   そういうことを念頭に置いて・・・この講座を書いている。
   ペレポスト栽培一年で・・・云々、使わない!
   こういう人は・・今後・・・なにをやっても見込みないと・・・・宇井清太は評価している。

  更に、こういうものに嫉みや・・・ジェラシーで使用しない人も・・・。
  コロンブスの卵の諺は・・・嫉みへの・・・痛烈な10倍返しの・・・比喩である。



          水ゴケ栽培のラン平均寿命は。
            ペレポスト栽培のラン平均寿命は。

  多年草なら、どんな植物でも一日でも一年でも長く生きたいのである。
  この視点から、この講座を書いている。
  しかし、プロのラン園経営は厳しい。
  一年でも永くより・・・一日でも早く・・・鉢を出荷してカネを回収したい方向である。
  Cymbidiumもデンドロも、コチョウランも・・・。
  寄せ植え出荷なら・・・貧弱なものでも・・・3本なら見栄えがする!
  コチョウラン経営は、これに活路を見出した。
  Cymbidiumは寄せ植え出来ないから苦境に立っている。
  デンドロなら・・・驚くべきことに・・・進化を逆戻りさせ・・・グリーンバルブに花を咲かせるようにした。
  デンドロを一年草にした。
  ここまでしないと・・・利益を上げられない状態。
  しかし・・・これが逆に・・・それ以上でも、それ以下でもない・・・ホームセンター価格に落ち着く。
  この一日でも早く花を咲かせる技術。
  この技術は・・・ほぼ完成されている。これ以上に進歩はないだろう。
  だから・・・閉塞感の中で次々に・・姿を消してゆく。
  耐久レースについてゆけないところは脱落。

  こういう世界とは又別な世界がラン界には存在する。
  「原種保存」「優良品種」の保存である。
  つまり遺伝資源の保存の問題である。
  これが・・・これからの最大の課題になる。
  遺伝子が枯渇すれば・・・・新品種を作れないからである!
  鉢物経営で生き残るのは・・・この遺伝子を保存しているところになる。
  苗メーカーから苗を仕入れて・・・2,3年作って市場に出して・・・
  経営できる・・・・そんな時代ではなくなっている。
  原種保存を目的と掲げるラン会がある。
  これを掲げる以上は、自生地生態系再現栽培をする必要があるが・・・
  そういう栽培をしているだろうか???
  ラン菌共生のラン栽培を行っているだろうか???
  つまり・・・これが最も難しいラン栽培だからである。
  ラン菌削除の栽培では・・・原種保存は砂上の楼閣に等しい。
  一時の美魔女作りでは・・・保存にはならないからである。
  50年前のカトレアが何品種生き残っている?
  コチョウランが何品種生き残っている?
  バンダは・・・・?


  不老長寿は皇帝になると・・・この薬が・・・あればと思うようである。
  しかし・・・今日の科学をもってしても・・・未だ開発されていない。
  人間の女性。
  若い時の身体、美貌を・・・一秒でも長く維持したい!
  しかし、この適わぬことに挑戦している美魔女たち。アンチエイジング!
  これと全く同じように、ラン菌のいない水ゴケでランのアンチエイジングに挑戦しているラン愛好家たち。
  そしてラン展で賞を得る株と栽培技術。
  このアンチエイジングは「不老長寿」とは違う。
  一時の元気、若さのようである。
  なぜなら・・・自然の法則とは相違があるからである。
  どこまで今の姿を維持、持続できるかということである。

  この不老長寿を植物界でみれば・・・
  ラン科植物は・・ラン菌と共生することで・・・達成しているようである。

  そして朝鮮人参。
  草本でありながら・・・両者は・・・・違うやり方で達成している。
  同じ場所で・・・何百年も生き続ける術を、能力を獲得している。

 このラン菌による炭素循環栽培法は、蘭の不老長寿の謎を解くものである。
 多くの人が誤解しているのは・・・ペレポストが素晴らしい生育を目的にしている・・と理解していること。
 短い年数なら水ゴケでも、バークでも素晴らしい生育をさせることが出来る。
 ラン展で大賞をもらう生育にもすることが出来る。
 使い捨ての消耗品としてのランなら、苗から数年元気で沢山の花を咲かせれば・・・
 商品として充分の栽培技術である。
 これまでのラン栽培法というのは、この不老長寿、耐久性に富んだ身体・・・を目標にしたものではない。
 なぜなら、多くの花を咲かせるためには、株を「老化」させる必要があるからである。
 人間の女性の成熟も「老化」である。だから・・・アンチエイジングは・・・自然の法則に反する努力。
 ランは多年草植物である。
 こういう植物の栽培であれば・・・本当の栽培法というのは・・・
 元気で永く生きることを目標にしたものでなければならないはずである。
 一発勝負ではなく・・・来年も、更にその次の年も・・・。
 老化と若さ持続。
 この相反することを可能にしたのがラン菌との共生である。
 エネルギー調達ルートを2つにした。
 夏負けすれば・・・美魔女コンテストにも出られない。子供も作れない・・・。
 更に己が出す「老廃物」。
 この処理を植物自身は出来ない。
 ラン菌が清浄にしてくれる。
 ラン菌が生きているペレポストは・・・自生地における老廃物浄化を可能にする用土である。

 美魔女も「便秘」では・・・若さを持続できない。